1. 物件探しの前に、これだけはチェック!

物件探し

物件探しの前に、これだけはチェック!

事務所選びは、事業が成功するかどうかを分ける重要な要素の1つです。

 

1社の不動産会社だけでも、何千件、何万件という賃貸事務所物件を扱っています。そんな膨大な数の物件から、自社にとって最高の1件を見つけるには、どうすればよいでしょうか?

最近では、ネットで簡単に賃貸物件を検索することができます。そのため、「賃貸事務所を探したい」と思ったら、いつでもどこでも無料で物件探しをすることができるのです。

ですが、ただ漠然と賃貸事務所の物件情報を眺めていては、ただのネットサーフィン。「自分が賃貸事務所に求める条件」を整理しておかなければ、希望に合った物件を絞り込むことはできません。

ネットではなく、不動産会社に足を運ぶ場合でも同じ。「どんな物件をお探しですか?坪数は?家賃は?必要設備は?」と尋ねられて、「わかりません」では、担当者も物件を紹介しようがありません。

そのため、賃貸事務所物件を探すなら、自分が求める条件をきちんと整理しておく必要があるのです。自分にとって最高の1件を効率良く見つけるために、以下のポイントをチェックしておきましょう。

 

【立地】
業種、治安、交通の利便性などを考えて、適したエリアを選びましょう。そのエリアで集客が見込めるかどうかも、重要ポイントの1つです。また、エリアによって賃貸事務所の家賃相場が異なるので、予算も考慮しながら検討しましょう。

 

【坪数】
不動産情報では、賃貸物件の広さは坪数で表されます。1坪は約3.3平方メートル。畳2枚分程度の広さです。
なお、賃貸事務所の広さを考える上で「従業員1人当たりの作業スペース✕従業員数」が1つの目安となります。さらに、必要な設備機器の設置スペース、休憩室、会議室、応接室などを踏まえて、必要な賃貸事務所の坪数を概算しましょう。

 

【予算】
賃貸事務所に関するコストは、イニシャルコストとランニングコストの2つに分けて考えましょう。
イニシャルコストは、事務所の新規開設あるいは移転に伴って発生する初期費用です。敷金、礼金、仲介手数料(当社なら無料です)、前家賃(契約時に支払う家賃)のほか、内装費や修繕費が必要になることもあります。
ランニングコストは、入居してから毎月払っていく費用です。家賃、共益費(管理費)、電気基本料などがあります。
イニシャルコストを支払えるかどうか、ランニングコストを支払っていけるかどうかを考えて、無理のない予算を立てましょう。

 

【設備】
床の材質、収納設備、空調設備と管理方法、セキュリティ、電話回線やネット回線などのインフラといった各種設備も、賃貸事務所選びの重要ポイントです。また、トイレの数や設備、テナント別か共有か、男女別か男女共同かといった諸条件は建物によって異なります。従業員の人数、男女比、要望を考慮した上で、条件を整理しておきましょう。給湯室、休憩室、喫煙スペースについても同様です。
また、駐車場の有無、建物の利用制限(開館・閉館時間、全館休館日の有無など)、エレベーターの設置やバリアフリー対応など、建物全体の設備についても希望条件をまとめておくことが大切です。

 

【建物の築年数・グレード】
事務所の外観の美しさや新しさは、企業イメージを大きく左右します。例えば、時代の先端を走るイメージを与えたいIT企業には、オシャレで近代的な外観の賃貸事務所がピッタリです。そのような賃貸物件を見つけるためには、築年数を浅めに設定しておくと良いでしょう。
また、取引先や顧客、クライアントにとって、足を踏み入れにくいという印象を与える事務所ではいけません。来客層を踏まえた上で、それにふさわしいグレードの物件を選ぶことが大切です。

 

【入居希望日】
賃貸事務所物件には、即入居可能なものと、入居可能日が設定されているものがあります。事務所の新規開設や移転の予定日から逆算して、いつ入居する必要があるかを確認しておきましょう。

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