1. オフィスの理想像をイメージしよう

物件探し

オフィスの理想像をイメージしよう

せっかく事務所を新規開設あるいは移転するのなら、快適で働きやすいオフィス環境を整えたいですね。
理想的なオフィス環境を実現するために欠かせないのが、オフィスプランニング。賃貸事務所物件を探す前にオフィスの理想像をイメージして、それを実現するための計画をきちんと立てておくことが大切です。

 

こうして適切なオフィスプランニングを行うことにより、納得のいく賃貸事務所を選ぶことが可能となります。ここでは、最適な賃貸事務所選びに不可欠ともいえるオフィスプランニングのポイントをご説明しましょう。

 

【企業イメージの確認】
事務所は企業の顔。企業のコンセプトに合ったオフィス環境を整えることによって、顧客や取引先に対して、企業イメージを明示することができます。
また、企業イメージを反映した事務所で働けば、社員の意識やモチベーションも向上することでしょう。
オフィスプランニングを始めるに当たって、担当者の自社に対するイメージがぼんやりしていては、オフィスイメージは固まりません。そのため、まずは企業理念やコンセプト、企業が目指す姿などを再確認することが大切です。これにより、最適な賃貸事務所選びに一歩近づくことが可能となります。

 

【現状分析】
オフィスプランニングにおいて、従業員の声は情報の宝庫。新しい賃貸事務所を選ぶ前に、現状のオフィス環境について抱いている不満や問題点をしっかりヒアリングしておきましょう。
例えば、「隣の人との距離が近すぎて集中できない」という意見があれば、新しく借りる賃貸事務所では席と席の間隔を広げることを検討できます。
なお、1つの事務所に複数の部署が存在する場合は、各部署から意見を集めることが大切です。「関連する部署同士は近くに配置してほしい」「話し声がもれないようにパーティションで仕切ってほしい」などの意見は、レイアウトの参考になります。
また、業務時間に事務所内を観察することも、現状分析の1つです。従業員の動線をチェックすれば、「事務スタッフからプリンターまでの距離が遠すぎる」「FAXは全員が使いやすい位置に設置すべき」といった課題が見つかるでしょう。従業員がスムーズに動けるオフィス環境を実現できる賃貸事務所選びこそが、業務効率アップにつながります。

 

【必要な機能スペースを確認】
賃貸事務所物件を探す前には、事務所に必要な機能や設備を確認しておくことが大切です。社内にはどのような業務があり、そのためにはどのくらいのスペースとどのような設備が必要なのかを1つずつ整理します。そうすれば、賃貸借契約を結んだ後になって「コピー機を置くスペースがない!」「会議室の数が足りなかった!」と嘆く事態を避けられます。
一般的な事務所に必要な機能としては、受付、応接室、会議室、役員室、休憩室、更衣室、給湯室、コピー機やFAX、サーバールーム、備品保管庫などがあります。その他、企業によって様々な必要機能があるので、取りこぼすことなくピックアップしましょう。

 

【レイアウトの決定】
本格的なオフィスレイアウトを考えるには、賃貸物件の間取図が必要です。そのため、レイアウトの決定ができるのは賃貸事務所物件を決めてから、あるいは候補を絞り込んでからになります。
間取図が手に入ったら、現状分析で整理したことを踏まえながら事務所のレイアウトを考えていきましょう。図面上でデスクを配置したり、設備機器の設置場所や収納スペースを区切ったりしながら、具体的な構想を練ることが大切です。
なお、賃貸事務所物件の現状によっては、内装や設備工事が必要になることもあります。賃貸借契約上、物件に大きく手を加えることができない場合でもパーティションやオフィス家具を上手に使えば、理想のレイアウトに近づけることができます。
また、オフィスプランニングの専門業者にレイアウトを依頼するのも1つの方法です。当社にご相談いただければ、提携会社をご紹介することが可能です。

 

【色彩と照明】
賃貸事務所物件を自社イメージに近づけるために欠かせないのが、色彩と照明。色や明るさは、オフィスの雰囲気を大きく左右します。
時代の先端を行きたいIT企業なら、カラフルなインテリアで照明も明るく・・・高級感を大切にしたい弁護士事務所なら、シックなインテリアで照明も控えめに・・・

 

このように、インテリアや照明を有効活用すれば、賃貸事務所を自社のイメージに合ったカラーに染めることができます。

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